2009/03/12

不幸を選択したアメリカ

※ 今日読み終えた本 ※
著者:日高 義樹
出版:PHP研究所
2009年2月12日第1版第 1刷発行
2009年2月27日第1版第 2刷発行
書名:不幸を選択したアメリカ

実は、先週の日曜日(3月8日)に読み終えた。
著者は、昔からNHKの特派員報告でテレビに出ていたので、知っていた。
最近は、東京12チャンネルの番組に出ているので、時々見ていた。
もう、米国に40年暮しているという。
題名にふさわしい本、リポートとだと思った。
米人が持つ「国家」観は本当に、自分の駐在経験からも実感したことだった。
その国家観が変わろうとしており、そこにオバマの登場があったという。
「選挙戦に勝ったこと以外に何の経験もなく、指導力もない」との苦評ともいえる客観評価に苦笑した。
また、国家には3つの機能があり、1:食料管理 2:暴力(警察・軍隊) 3:情報管理(宗教・教育)
このバランスある指導力をもった統率が肝要とのことであった。
アメリカの強みはこの3つを全世界に通用させる指導力と理解した。
そこに大切なキーワードは『経験』であり、この経験がオバマには無い、ということであった。
誠に面白い展開をしている本であった。

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